2008年2月25日

江戸の繁栄は掃除にあり - あと3年で、世界は江戸になる!-新「風流」経済学



あと3年で、世界は江戸になる!-新「風流」経済学

昨日に引き続きて、日下さんの江戸時代についてです。

江戸の長きにわたる繁栄には、掃除が関係していた。

江戸が以下に清潔であったか。

こんな記述があります。


江戸には沢山の堀や川が流れていたが、
これらは下水道の役割も果たしていた。

当時は家庭から出る雑排水もそれほど汚れていなかった。

江戸を訪れたメキシコ生まれのスペイン人政治家ロドリゴの
「ドン・ロドリゴ日本見聞録」にこう書いてある。

「江戸の街はまだ誰も歩いていないように清潔である。」

また、江戸の研究者で、「江戸時代の遺産 庶民の生活文化」という
著書もあるワシントン大学教授のスーザン・B・ハンレーは、
「下水がきれいなので病気が少ない町だった」とその本の中に書いている。




それは、リサイクルシステムが構築されていたからなのですね。

下水で、生ごみや糞尿などを捨てていたら綺麗な下水ではなかったのです。


江戸時代では、すでに糞尿専門の回収業者が存在し、
糞尿を畑の肥料として使っていたそうです。


この始まりは鎌倉時代だそうで、それが農薬の発達->人口増加 ->
農地争奪戦 -> 戦国時代になったとも言うそうです。

面白いですね。


また、生ごみも、一日でも早く作物を実らせるため、
生ごみを肥料に使うようになっていました。


そのため、下水に大切な肥料を捨てていなかったのでした。


糞尿以外にも、回収業者は存在していて、傘や紙くず、灰、
古着、蝋燭、鉄屑などの不用品を集めていたんですね。


江戸時代には、食物のみならず生活全体のリサイクルシステムを
持っていたんですね。


ちなみに、同時代のヨーロッパの都市では、生ごみも糞尿も
都市内の道に捨てるのが当たり前だったから、コレラやペストが
蔓延していたのです。


江戸の文化を支えたのは、清潔(掃除)だったんですね。


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