2008年2月13日

デザインとは日常 - デザインのデザイン 原研哉

いつもお読みいただきありがとうございます。感謝しています。



今回は、デザインのデザイン(原研哉さん著)を読んで、
気になった個所をピックアップ。沢山あるのだけど、少しだけです。


・ものの見方や感じ方には無数にあるのだ。
 その無数の見方や感じ方を日常のものや
 コミュニケーションに意図的に振り向けていくことがデザインである。



・目を細めて眺める日本の産業デザインは生活文化の方ではなく、
 明らかに経済の方向を向いていた。



・今日の日本のプロダクトデザインを俯瞰すると、その大半は
 規格・大量生産を前提とした巨大メーカー的な視点をその背景に持っている



・アメリカ経済がデザインに与えた思想は、端的に言うと
 「経営資源としてのデザインの運用」である。




・コンピュータは、「道具」ではなく「素材」である。
 そう評するのはマサチューセッツ工科大学の前田ジョンである



・新奇なものを作り出すだけが創造性ではない。
 見慣れたものを未知なるものとして再発見できる感性も
 同じく創造性である。



・既に手にしていながらその価値に気づかないでいる膨大な文化の
 蓄積とともに、僕らは生きている。
 それらを未使用の資源として活用できる能力は、
 無から有を生み出すのと同様に創造的である。



・デザインは単につくる技術ではない。
 むしろ耳を澄まし目を凝らして、生活の中から
 新しい問いを発見していく営みがデザインである。



・人が生きて環境をなす。それを冷静に観察する視線の向こうに、
 テクノロジーの未来もデザインの未来もある。



・日常は、美意識を育てる苗床である。 


デザインとは、日常にあるものであることに気づきます。
そして、物の見方を少し変えるだけであることにも気づかされます。

デザインのデザイン スペシャルエディションも、読みたくなってきました。




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