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今回は、デザインのデザイン(原研哉さん著)を読んで、
気になった個所をピックアップ。沢山あるのだけど、少しだけです。
・ものの見方や感じ方には無数にあるのだ。
その無数の見方や感じ方を日常のものや
コミュニケーションに意図的に振り向けていくことがデザインである。
・目を細めて眺める日本の産業デザインは生活文化の方ではなく、
明らかに経済の方向を向いていた。
・今日の日本のプロダクトデザインを俯瞰すると、その大半は
規格・大量生産を前提とした巨大メーカー的な視点をその背景に持っている
・アメリカ経済がデザインに与えた思想は、端的に言うと
「経営資源としてのデザインの運用」である。
・コンピュータは、「道具」ではなく「素材」である。
そう評するのはマサチューセッツ工科大学の前田ジョンである
・新奇なものを作り出すだけが創造性ではない。
見慣れたものを未知なるものとして再発見できる感性も
同じく創造性である。
・既に手にしていながらその価値に気づかないでいる膨大な文化の
蓄積とともに、僕らは生きている。
それらを未使用の資源として活用できる能力は、
無から有を生み出すのと同様に創造的である。
・デザインは単につくる技術ではない。
むしろ耳を澄まし目を凝らして、生活の中から
新しい問いを発見していく営みがデザインである。
・人が生きて環境をなす。それを冷静に観察する視線の向こうに、
テクノロジーの未来もデザインの未来もある。
・日常は、美意識を育てる苗床である。
デザインとは、日常にあるものであることに気づきます。
そして、物の見方を少し変えるだけであることにも気づかされます。
デザインのデザイン スペシャルエディションも、読みたくなってきました。
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